【新唐人2013年06月22日付ニュース】中国当局による自宅軟禁を逃れて、去年5月にアメリカに渡った盲目の人権活動家・陳光誠さんが16日、受け入れ先のニューヨーク大学から大学を去るように求められたことを明らかにしました。
陳さんによると、中国当局は昨年8月以降、あらゆる形でニューヨーク大学に圧力をかけ続け、アメリカに来てまだ3~4ヶ月しか経っていないときから大学から去ることを持ちかけられていたそうです。
また、“中国当局のアメリカの学術会に対する統一戦線工作は想像を超えるもので、一部学者は自己規制をせざるを得なくなっているため、アメリカの大学の独立と自由が独裁者からの大きな脅威に晒されている“と中国当局を批判。
一方、ニューヨーク大学の報道官は、陳さんが大学を離れることがニューヨーク大学の上海分校開設とはなんら関係がないと主張しています。陳さんは6月23日前後に2週間ほどの台湾訪問を予定しているため、このことについてはメディアの取材に答えていません。
時事評論家 陳破空さん
「中共はもちろん陳光誠氏がNY大学に居残り、中国政府を批判する声を出し続けることを望んでいません。また、西側の一部学術機関がこの種の圧力に従うのもよくあることです」
去年5月、山東省の実家で長年軟禁状態に置かれていた陳さんは、北京のアメリカ大使館に駆け込み、世界に注目されました。
時事評論家 陳破空さん
「陳光誠氏は当時中国国内に残るべきでした。米国が大国を保証にして、協議を達成させるのは容易なことではありません。米大使館の監督の下で、もし中国に残って、天津で学業を続けていたら、中共に対する圧力はもっと大きかったと思います」
陳さんは声明の中で、邪悪と虚言に屈することなく、引き続き自由のない中国の民衆のために尽力すると示しました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2013/06/20/atext917239.html (中国語)
(翻訳/杜 編集/佐藤・坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)